今年も、12月２４日に大宜味村の松川さんから「サンタ紅」という商品名のみかんを送っていただきました。　梅雨時期は、ご主人がじきじきに釣ってこられたクチナジ（大きな魚）をたくさんいただき、夏は、シークワサージュースをいただき、そしてクリスマスには、特産のみかんをひと箱も送っていただいて、そのたびに、スタッフみんなで恐縮しつつも、大変おいしくいただいております。いつもいつもありがとうございます。今年九月に完成した松川邸、事務所からなかなか遠い現場で工事中は、様々な困難がありましたが、現場周辺の大宜味村の方々にも非常に、非常にご親切にしていただき、また、いろいろと支えていただき、大変思い出に残る現場となりました。

建築の仕事は、どの現場でもいろいろなハードルが有ります。予算的にも大きな額が動きますし、大勢の職人さんたちが意地とプライドを、自分の腕と根性で表現しあいます。なかなか僕のような未熟者には彼らをリードし、納得させ、まとめるのは至難の技であります。ですが、こちらが、かけひきなど一切せず、正直を大切に、毎日全力で走れば必ず職人さんたちも期待以上の仕事で答えてくれます。こちらの大宜味村の松川邸は仕事をしていくうえで大切なこのようなことを改めて確認することができた現場でした。　　県内北部にも、たくさんの素晴らしい事務所がある中で、南部那覇の我々のような小さな事務所を信頼して、仕事をまかせていただいた松川さんには心の底から感謝しています。ありがとうございました。松川さんの信頼を裏切ることがないように、来年以降も仲間達への感謝を忘れずに、志を大切にして地道に仕事をしていきたいと思っています。

松島　良貴